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株主のうち個人投資家の割合が多くなってきた当社では、株主構成の変化に伴う個人投資家との接点強化が課題となっており、決算説明会をよりわかりやすくするための方法を模索していました。
そんな折、浮かび上がったのが、決算説明会を動画で公開する手法でした。従来のスライド資料とテキストだけでは伝わりにくいニュアンスや温度感を、動画なら補えるのではないかと考えたからです。
ただ、社内に動画制作のノウハウがなく、どの業者にどのように依頼すればいいのかもわかりませんでした。そこで、とりあえずネットで「IR動画 撮影 パワーポイント 同期」などのキーワードで検索を繰り返し、当社のニーズに応えてくれそうな業者を探していたところ、シンプルながらも必要な機能が揃っている「ジェイネットテレビ」の決算説明会動画配信サービスのページにたどり着きました。
サービス内容と価格が明示されていたことと、過去の制作事例も分かりやすく掲載されていた点が、問い合わせをさせていただく決め手になりました。
社内のIRチームで検討したのは、「制作予算に見合う効果を期待できるかどうか」、「スケジュール調整が可能か」という点でした。また、実際に問い合わせを行う前に、社長および関係部門にも確認を取り、了承を得た上で、お問い合わせフォームから連絡を入れました。
サービス内容や価格がわかりやすく明記されているので、関係者の意思決定もとてもスムーズでした。フォーム送信後、1営業日以内に返信をいただけたのは非常に安心感がありました。
問い合わせ後は、担当ディレクターの方から迅速にヒアリングの連絡がありました。こちらの希望としては「会場での撮影」、「スライドとの同期編集」、「Webでの公開」という最低限の要件だけでしたが、これらを踏まえて「撮影＋パワーポイント同期プラン（15万円～）」の利用をご提案いただきました。
提示された見積書は非常に明瞭で、「追加料金が発生するケース」なども事前に説明され、予算管理の点でも安心できました。オーバースペックな上位プランの勧誘を受けることもなかったので、とても気持ち良くやり取りできました。
またコスト面での調整については、いくつか社内稟議の関係もあり、当初提示価格に対してやや慎重な姿勢を取りましたが、とにかく総額15万円に収める形で合意。メールと電話でスムーズにやり取りできたので、とても良かったです。交渉スタイルも形式ばったものではなく、柔軟かつ誠実に対応していただいたのが印象的でした。特に電話でのやり取りは親身になって対応してくださり、「この会社なら任せられそう」と感じました。
稟議決裁後、正式に発注を行いました。契約書も必要最小限で、やり取りはとてもスムーズでした。すぐに撮影スケジュールの候補日を提示していただき、当社側の会議室が使用できる日をベースに調整。実施日が確定した時点で、撮影チームによる会場下見のスケジュールもご提案いただきました。
撮影会場は当社の本社会議室でしたが、マイクや照明の状態などについて、事前の下見で細かくチェックしていただけたのは非常に助かりました。音声収録のクリアさが動画全体の印象に直結するため、プロの視点での確認とアドバイスは心強かったです。また、PPTの操作タイミングに関する相談にも柔軟に対応していただき、全体の構成を細かく擦り合わせることができたので、とても安心して撮影当日を迎えることができました。
撮影当日は朝早くから機材搬入と設営に入り、会場内は慌ただしさもありましたが、プロの手際の良さで時間通りに整っていきました。撮影は予定時間ぴったりにスタートし、テスト収録→本番収録→確認とスムーズな流れ。
プレゼンターの緊張も、撮影スタッフの落ち着いた対応によって和らいだようです。撮影後はその場で軽く振り返りを行い、PPTの最終データをUSBでお渡しして終了。あとは後日の納品を待つのみ、となりました。
編集については、撮影翌日に「編集方針の確認メール」が届き、具体的なタイミング調整の確認をはじめ、理想の動画づくりに必要な指示をいくつか求められました。こちらからの返答に対するレスポンスも早く、スムーズに初稿のアップロードまで進んでいきました。
初稿映像は想像以上にクオリティが高く、同期も自然。2点ほど軽微な修正を依頼しましたが、こちらも迅速に対応していただき、納品データは撮影から約10日後に無事アップロードが完了しました。
自力でのアップロードには不安を覚えていたので、サーバーへのアップロード支援はとてもありがたかったです。以降、社内レビュー→社長チェック→公開まで滞りなく進行。技術的な不安が一切なかった点も高評価です。
今回、決算説明会を公開するための動画を制作してみて、「動画の説得力」の強さを改めて感じさせられました。テキストや資料だけでは伝わらなかった事業の熱量やメッセージが、動画によってしっかりと補完されました。また、視聴者側からも「わかりやすかった」、「プレゼン内容が頭に入りやすかった」という反応を多くいただき、当初の課題であった個人投資家との距離感が縮まったようにも感じています。
これまでは一発勝負するしかなかったIR担当者たちも、編集ありきの進行ができるので、とても落ち着いていたように思いますし、それだけ決算説明会のクオリティも向上したように思います。価格面でも納得感があり、初めての試みとしては非常に良いスタートを切れたと思いますので、本当に発注してみて良かったと思っています。このクオリティを落とすわけにはいかないので、翌年度もまたお願いしたいと考えております。
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